ぴーちゃんの
京王百貨店『駅弁大会』
〜突撃レポート〜
日本一の規模と集客数を誇る
東京・新宿の京王百貨店の
第38回「元祖有名駅弁と全国うまいもの大会」に
ぴーちゃんが潜入。
その熱気とにぎわいのい様子を
駅弁屋の視点で、ぴーちゃん的ご報告しますね
出かけましたのは、平成15年1月15日(水)
ちょうど会期13日間の中日
催事場の様子も
初日から連日の大入り満員
大混乱が少し落ち着き
比較的静かな日ではと想像してこの日にしました。
なにせ、営業がメインの東京出張なので、
担当者の方にお時間をいただき、
商談をせねばなりませんものね〜♪
《午前11時ころの7階大催事場の様子》
店内は実演駅弁コーナーと輸送駅弁コーナーに分かれており
↓が輸送駅弁の一角。
あら竹の「モー太郎弁当」は
毎朝このコーナーの開店と同時にお客様が殺到
初日は10分で完売。
その後も連日、まっさきに売り切れとか〜〜^^;
弊社では生産に全力を注ぎ
毎日の出荷量を2倍、3倍、5倍と増やして対応しておりますが、
まったく追いつかない状態・・・・。
ご迷惑くをかけておりますことを、深くお詫びしますm(_
_)m
《輸送駅弁販売コーナー》
↓の空いてるスペースに
うちの駅弁があったのでしょか〜〜!?
15日も「モー太郎弁当」の販売模様を
どうしてもこの目で見たくって
朝7時過ぎには松阪を出ました。
しかしながら
京王の催事場到着が午前10時50分
このときすでに「モー太郎」の姿はなく
すんごくうれしい反面
ものすごく残念でした〜〜^^;;;
《店内のチラシ》
「モー太郎弁当」には
早々と完売の赤い札が張り付けられてます〜★
開店後も輸送駅弁が続々と入荷。
そのたびに
「○○駅弁ただ今入荷いたしました!!」
と絶叫調の館内放送が入り
とたんに場内は熱気を帯びます。
売り場は壮絶なバトル状態。
人気駅弁だと
あっという間になくなり
買えないことに怒り出すお客様もいらっしゃる^^;
「あぁ、販売員さんはたいへ〜〜ん」と
つくづく感じるぴーちゃんですぅ。
また実演の人気駅弁の前は
『整理券』を手にした人・人・人の列
ひたすら長い列〜〜〜
みなさん、何時間も待ってらっしゃるよう・・・
でも作る側は、もっとたいへん〜〜〜
畳2畳くらいのとても狭いスペースで
ひたすら弁当を詰めまくる。
(各具材の調理は屋上などの別ブースで
事前に済ませ
このフロアーに運ばれてきます)
こんなに手狭な作業しにくげな場所で
1日中駅弁を作り続けるのは
本当にたいへんそう・・・・。
実演の大量製造は
“えらいなぁ〜” と痛感。
ついつい駅弁屋さんの苦労に目がいってしまう
同業者のぴーちゃん^^;
会場にいること、3時間。
ものすごい数の来場者で
お昼を過ぎても熱気ムンムン。
それどころか、ますますヒートアップ
熱気が殺気に変わるほど・・・・。
店内では何人ものお客様の
「松阪の牛の顔の弁当もうなかったね〜」
「一番欲しかったモー太郎は売切れだったわ」
などどいううれしい生の声も
きくことができました。
(となりでしゃべってたおばさんも
ワタシがモー太郎弁当作ってる張本人だとは
そりゃ〜〜知るまいv~.~*)
《昭和初期の駅弁の掛け紙展》
同時開催されてる↑も見てきました。
文字は右からの横書き
昭和初期の駅弁の掛け紙には
『日焼け止めクリーム』や『石鹸』の
宣伝が入ってるものがたくさんあってビックリ!!
各県別に展示があり
老舗の駅弁屋さんの店名をたくさん見つけました。
三重県のコーナーでは
亀山・津・四日市の駅弁の掛け紙を発見。
残念ながら
あら竹のはありませんでしたね^^;
おもしろいところでは
戦前を物語り
奉天・平壌など海外の駅弁のものも
展示されてました〜♪
(某駅弁大家によると
これは満鉄「あじあ」の駅弁とか)
無事に営業の重責も果たし
駅弁屋としてたくさん勉強もさせていただき
たいへん有意義な出張でした。
《感想》 東京往復が朝・夕と食事時間帯の新幹線を利用しましたが ぴーちゃんのいる車内で駅弁食べてる人は ワタシだけ。 (ワタシは駅弁屋ですから意地でも車内で駅弁食べますよ) 昔は、夕方の主要ターミナル駅の風景として、 ビジネスマンはみな、始発駅で駅弁とビールを買い、ビールをぐいっといきながら駅弁を夕食にして1日の出張の終わりを締めくくったものでしたが、今はちがうよう・・。。 コンビニはどこにでもあるし、新幹線の中ではメールも出来、ノートパソコンで仕事の報告書も作れるし・・・・。 京王の駅弁大会はマスコミでも取り上げられ、大盛況でした。 しかしながら、駅売りの現状は大変厳しく、駅弁屋を取り巻く状況は決して楽観できるのもでないと痛感しました。 また、明日からも美味しい駅弁を作り続けて参りますのでみなさまご支援くださいませm(_ _)m |